「英検を取ると高校受験で有利になりますか?」 保護者の方からよくいただく質問の一つです。 結論から言うと、私立高校では有利になるケースが多く、公立高校では直接的な加点効果は以前より小さくなっています。 今回は、埼玉県の高校受験における英検の扱いについてご紹介します。
■私立高校では加点対象になることが多い
埼玉県の私立高校では、英検・漢検・数検などの資格が加点対象となるケースが多くあります。 ただし、注意したいのは同じ級を持っていても、受験するコースによって評価が異なるという点です。 例えば、
- 英検3級 → 偏差値45程度のコースでは加点対象
- 英検3級 → 偏差値60を超えるコースでは加点対象外
ということも珍しくありません。
学校やコースによって基準は異なるため、受験校が決まった段階で募集要項を確認するこ とが大切です。
■ 公立高校ではどうなる?
公立高校については、英検を取得しているだけで有利になるケースは少なくなると考えられます。 令和9年度(2027年度)以降の埼玉県公立高校入試では、調査書の様式が変更されます。
これまで存在していた資格取得欄がなくなり、資格そのものを得点化する仕組みではなくなる予定です。
もちろん、取得した資格や部活動の実績などが備考欄等に記載される可能性はありますが、
以前のように「英検〇級だから〇点加点」という形ではなくなります。
■「自己評価資料」が重要に
その代わり、新たに提出する「自己評価資料」の重要性が高まります。 自己評価資料には、
- 資格取得
- 部活動
- 生徒会活動
- ボランティア活動
など、自分が取り組んできたことを記載します。 ただし、単に「英検3級を取得しました」と書くだけでは十分ではありません。
例えば、
- どのような方法で勉強したのか
- どんな課題や失敗があったのか
- それをどう乗り越えたのか
- 何を学んだのか
といった「努力の過程」を説明することが求められます。
なお、自己評価資料そのものは得点化されませんが、面接時の重要な資料として活用されます。
面接は得点化されるため、結果的に合否へ影響する可能性があります。
■それでも英検をおすすめする理由
ここまで読むと、「じゃあ英検は取らなくてもいいの?」と思うかもしれません。
確かに、中学生のうちに絶対取得しなければならない資格ではありません。 しかし、英語力を伸ばすという観点では非常に有効な学習です。 英検の勉強を通して、
- 単語力
- 文法力
- 読解力
- リスニング力
- 英作文力
を総合的に鍛えることができます。 また、高校卒業後の大学受験では英検が大きな武器になることがあります。
例えば、
- 英語試験が免除される
- 英検の級を得点換算してもらえる
- 当日の英語の得点と英検換算点の高い方を採用してもらえる
といった制度を採用している大学もあります。 現在の大学入試は非常に多様化しており、英検2級や準1級が大きなアドバンテージになる ケースも少なくありません。
■ まとめ
埼玉県の高校受験において、
- 私立高校では英検が加点対象になることが多い
- 公立高校では直接的な加点効果は小さくなる
- ただし、自己評価資料や面接で活用できる
- 英語力向上や大学受験を考えると取得する価値は高い
というのが現状です。 「高校受験のためだけ」に考えると以前ほどのメリットはないかもしれませんが、
将来を見据えた学習としては非常におすすめできる資格です。
当塾でも、生徒一人ひとりの目標や学力に合わせて英検対策を行っています。興味のある 方はお気軽にこちらからご相談ください!
